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詩歌の森へ

「茂吉研究」一筋に=酒井佐忠

 斎藤茂吉の実証的研究で知られる歌人の藤岡武雄さんが、日本歌人クラブ大賞を受賞した。藤岡さんは1926年生まれだが、昨年は『斎藤茂吉-生きた足あと』や『私の中の歌人たち』と歌集『蝸牛節(まいまいぶし)』を刊行するなど旺盛な執筆力は衰えを知らない。さらにかつて同クラブ会長を務めるなど歌壇への長年の功績が高く評価された。

 実に70年余にわたる茂吉研究一筋の執筆活動である。今回の著書『斎藤茂吉…』では、茂吉の代表歌集『赤光(しゃっこう)』の中の連作に登場する悲恋のモデルが、東京・浅草にあった写真館の女性であることを具体的に突き止めた。実地踏査の積み重ねで得られたものだ。茂吉は常に人間の生の在りようを基盤にして歌をつくった。だから、「実在のモデル解明が作品鑑賞に大きな手助けになる」と記している。授賞式で藤岡さんは「1…

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