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マクロン新党が308議席 与党で6割の大勝

フランスのマクロン大統領=AP

 【パリ賀有勇】18日投票のフランス国民議会(下院、定数577)選挙の決選投票は即日開票された。仏内務省によると、開票率100%で、マクロン大統領の中道新党「共和国前進」が単独過半数の308議席を獲得した。連携する中道政党「民主運動」と合わせ計350議席となり、全体の約6割を得る大勝となった。左右の2大政党は大きく議席を減らしており、「マクロン1強」を印象付ける結果となった。

     議会での基盤がない状態で選挙に臨んだマクロン氏だが、安定した与党政権を率いて、欧州連合(EU)の統合深化や労働市場の規制緩和などの公約実現に取り組むことになる。フィリップ首相は18日夜に勝利宣言し、「これほどの政治的な刷新を1年前には誰が予想できただろうか」と大勝利を歓迎した。

     一方、マクロン陣営は事前の世論調査で全体の8割近くの議席を獲得するとの予想もあったが、それには及ばなかった。また、投票率は、1958年に発足した現在の政治体制「第5共和政」で過去最低の約42.6%となった。共和国前進の圧勝が伝えられていたため、有権者の関心が薄れた可能性もある。

     仏大手調査会社の幹部は、大統領選に向け昨年から行われた共和党などの統一候補を決める予備選などを例にあげ、「選挙プロセスが1年近く続き、有権者に選挙疲れがみられた」と仏ラジオで分析した。

     共和党など中道右派系は137議席、社会党など中道左派系は45議席となり、政権を担ってきた2大政党の退潮を決定付けた。オランド前大統領の基盤だった中道左派系は改選前の283議席から激減した。社会党トップのカンバデリス第1書記は18日夜、「社会党が崩壊したのは疑いようがない」と失望を表明し、辞任する意向を明らかにした。

     5月に行われた大統領選の決選投票でマクロン氏に敗れ、仏北部の選挙区から出馬した極右・国民戦線(FN)のルペン党首は当選を決めた。FNは8議席を獲得し、改選前の2議席から伸ばしたが、大統領選の勢いは続かなかった。

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