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北方領土

空路墓参を中止 政府、年内めどに実現再検討

疲れた表情で出発を待つ北方領土の元島民ら=北海道中標津町の中標津空港で2017年6月18日午前9時38分、本間浩昭撮影

 政府は19日、北方領土の元島民らが予定していた初の航空機による墓参を、天候不良のため中止すると発表した。訪問先の国後島の空港周辺が濃霧で視界が悪く、航空機の運航が困難と判断した。今回の中止で、ロシア側と日程を再協議する必要が生じるため、政府は年内をめどに空路墓参の実現を目指す。

 空路墓参は、当初18日の予定が悪天候で19日に延期されていた。墓参団は元島民と家族や政府関係者ら計70人。政府がチャーターしたロシア機で北海道の中標津空港と国後、択捉両島の空港を往復し、現地で慰霊式を行う予定だった。

 岸信夫副外相は中標津町内で記者団に「今年中に調整がつくなら調整していきたい」と述べた。

 北方領土への墓参は船舶での渡航に限られていたが、高齢化が進む元島民の負担軽減のための人道的措置として、今年4月のモスクワでの日露首脳会談で空路での実施を合意していた。【梅田啓祐】

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