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大川航矢さんが金賞、寺田翠さんも銅

シニア部門でそれぞれ金賞と銅賞に輝いた大川航矢さん(左)と寺田翠さん=モスクワのボリショイ劇場で2017年6月19日、杉尾直哉撮影

 【モスクワ杉尾直哉】世界3大バレエコンクールの一角である「モスクワ国際バレエコンクール」は19日(日本時間20日未明)、ボリショイ劇場で最終審査を行い、シニア部門男性の部で大川航矢さん(25)=青森市出身=が金賞に、大川さんとペアを組んだ寺田翠(みどり)さん(24)=大阪府豊中市出身=が同・女性の部で銅賞に輝いた。ジュニア部門男性の部では、千野円句(ちの・まるく)さん(18)=モスクワ出身=が金賞に選ばれた。全体の最高賞にあたる「グランプリ」は該当なしだった。日本人のシニア部門での金賞受賞は、1993年の岩田守弘さん(元ボリショイ・バレエ所属)以来2人目。

 審査結果の正式発表は19日深夜(日本時間20日未明)の予定だったが、直前になって延期され、入賞者については複数の関係者が明らかにした。

 正式発表の延期は20日に開かれる入賞者らの記念公演に、プーチン大統領が出席する見通しとなったためという。

 大川さんと寺田さんは、モスクワ国立舞踊アカデミー(通称「ボリショイ・バレエ学校」)在籍中からパートナーを組み、2011年にアカデミーを卒業後は、そろってウクライナ南部のオデッサ国立歌劇場に採用された。14年のウクライナ危機で社会が混乱する中、露中部カザンのタタール国立歌劇場に移籍。共にソリストとして活躍している。19日の最終審査では、古典作品の「ディアナとアクティオン」を踊り、大川さんのダイナミックな回転や寺田さんの繊細な踊りに観客が沸き立った。

 千野さんは「ロシアバレエ団」の現役バレリーナ、千野真沙美さん=東京都町田市出身=の長男で、父はロシア人。今月末にモスクワ国立舞踊アカデミーを卒業し、プロのダンサーを目指している。

 今回のコンクールは11日に開幕し、約30カ国から約160人のダンサーや振付家が参加していた。

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