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北方領土

元島民らの空路墓参が中止

 19日に予定されていた北方領土への元島民らによる初の空路墓参は濃霧のため中止となった。事前の日露両政府間の調整は難航した経緯があり、日本側はあくまで早期実現を目指すが、ロシア側が速やかに応じるかは不透明だ。

     岸信夫副外相は中止決定後、北海道中標津町で「本当に残念だ。元島民の身体的な負担の軽減という観点から進めていくことであり、再調整をしたい」と述べた。安倍晋三首相も記者会見で「天候の許すできるだけ早い時期に実現したい」と語った。

     空路墓参は、当初18日の予定だったが濃霧で19日に延期され、中止となった。元島民と家族、政府関係者ら70人が国後、択捉両島を訪問する予定だった。今年4月の日露首脳会談で、北方領土での共同経済活動に向けた現地調査団の派遣とともに合意した成果の一つ。日本側には日露合意を一つ一つ履行して信頼関係を築き、領土返還に向けた環境を整える思惑もあった。

     ただ、日露外交筋によると、ロシア側は空路墓参の定例化に難色を示しており、合意した空路は国際民間航空機関(ICAO)が国際航路としてすでに設定しているルートを利用する取り決め。北方領土を実効支配するロシア側に都合のいい内容だった。

     共同経済活動の調査団派遣も当初は5月とされていたが6月末にずれ込んでおり、領土返還に向けた道筋は見えていない。【梅田啓祐、モスクワ杉尾直哉】

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