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「萩生田氏発言」の新文書 官邸ぐるみが疑われる

 首相官邸の関与説を補強する材料がまたひとつ増えたのではないか。

     学校法人「加計学園」による獣医学部新設をめぐり、萩生田光一官房副長官が文部科学省幹部に発言したとされる新たな文書が判明した。

     「官邸は絶対やると言っている」と手続きを急ぐよう萩生田氏が迫り、2018年4月までに獣医学部を開学するよう安倍晋三首相の意向が伝えられたなどとする内容だ。

     加計学園の獣医学部新設については文科省の内部文書が「総理のご意向」など官邸の関与を指摘し、首相らがこれを否定するという展開をたどっている。

     萩生田氏については、国家戦略特区による獣医学部新設の条件を加計学園に有利に修正するよう指示したとする内容のメールが判明している。だが、萩生田氏は指示を否定し、山本幸三地方創生担当相は自らが修正を指示したと主張している。

     今回の文書は、萩生田氏が昨年10月21日に文科省の高等教育局長と面会した際のやりとりを担当課がまとめたものだ。

     「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた」「(16年)11月には方針を決めたい」と首相の意向が記されている。官邸ぐるみで「加計」を応援していたことをうかがわせる内容である。

     獣医学部新設に関しては加計学園に有利な特区の条件が昨年11月に決まり、今年1月に事業者に選定された。文科省の各種文書は昨年秋ごろに官邸サイドから働きかけがあったとする点では一貫している。

     今回は萩生田氏の発言という形で官邸の関与がより具体的に記されている。萩生田氏は文書にある発言や首相の指示を全面的に否定するコメントを出した。一方で、文科省がわざわざ虚偽の文書を内部で共有する必要性は感じられない。

     新文書は19日夜のNHK番組が報じた。文科省が再調査結果を発表してから5日足らずだ。他にもまだ文書があるのではないか。

     安倍首相は国会閉幕にあたっての記者会見で加計問題の文書をめぐる対応などが「不信を招いた」と認め「今後も分かりやすく説明していく」と約束した。腹心である萩生田氏の関与の有無について、約束通り丁寧に説明すべきだ。

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