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Country・Gentleman

淡水魚への関心、多様性守る=C・W・ニコル

池の中で泳ぐコイ=長野県信濃町で、C・W・ニコル・アファンの森財団提供

 <カントリージェントルマン>

 初めて訪れた日本でコイを食べた私はびっくりした。なんという美味! それは養魚場で育てられたコイだった。養魚場の第1の池では山から引いた冷たい水でイワナを育て、水は下流の池へと流れこむ仕組み。第2の池ではニジマスが、さらに川下の池ではコイが養殖されていた。コイの池には川上の池の水が注いでいたが、水はさほど濁っていなかった。流れが速いのと、コイがイワナやニジマスの食べ残した餌を平らげるおかげだ。その時まで私は、コイは泥臭くて食えたものじゃないと決めつけていた! 英国でコイといえば、濁った池や運河、堀にいるものと相場が決まっていたからだ。

 中国では紀元前5世紀から食用のコイが養殖され、その後、十字軍遠征(1095~1291年)でキリスト…

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