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「放送人グランプリ」を受賞した脚本家、池端俊策さん 視点変えて見る大切さ

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 放送関係者で作る「放送人の会」が選ぶ「放送人グランプリ2017」で、最高賞のグランプリに輝いた。同賞を脚本家が個人で受賞したのは初めて。「昭和四十六年 大久保清の犯罪」(TBS系、1983年)、「仮の宿なるを」(日本テレビ系、同)などドラマの脚本を多数手がけ、向田邦子賞や芸術選奨文部科学大臣賞などにも輝いたベテラン。今年の春の叙勲では旭日小綬章を受けた。贈賞式では「受賞は遅すぎたくらい」との声も上がった。本人は「放送人の会はドラマの歴史を背負ってきた人の集まり。その人たちが評価してくれたことは非常にうれしい」と喜びを語る。

 昨年は「夏目漱石の妻」「百合子さんの絵本~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~」(ともにNHK)が放送された。両作とも「妻」を通じて文豪や軍人の苦悩、明治や戦中戦後の時代を描いた。視点を変えたことで「世界は違って見える。見えにくかったものも見えてくる」と狙いを明かす。「誰の視点で歴史を見るのかが大切」。明治大で所属したゼミの故橋川文三教授(近代日本政治思想史)の教えが原点にあるという。

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