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高校教師という仕事/5 選んだ道、自分がいる

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「理想の授業は落語のように」と語る八木先生だが、たまには滑ることもある
「理想の授業は落語のように」と語る八木先生だが、たまには滑ることもある

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 <なぜ歴史を学ぶのか>。東京都立板橋有徳高の八木雄一郎先生(37)は黒板に白チョークを走らせた。4月初め、最初の授業のことだ。

 一拍置いて、3年4組の40人に問いかけた。「どうしてだと思う?」

 同高の卒業生の約半数は大学へ進む。進学指導を強化してきたこともあり、最近は有名私大の合格者も出始めているが、就職や専門学校を選ぶ生徒も多い。公立中学ほどではないにしろ、生徒の学力や関心にはばらつきがある。

 そんなこともあって、日本史を教える八木先生は毎回、話題のニュースを「枕」に使う。トランプ米大統領や東京都政のバタバタについて解説しながら、生徒の関心を引き出すのだ。この日は、戦時中の広島・呉を舞台にしたアニメ映画「この世界の片隅に」を話題にしたが、東日本大震災に関する新聞記事を使うことが多いのは、東北が八木先生の古里でもあるからだ。

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