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イスラム教の厳格な習慣・戒律を重視し、娯楽が制限されてきたサウジアラビアで、日本企業と連携してサウジ発のアニメーションを作ろうとする動きが広がっている。21日に副皇太子から皇太子に昇格したムハンマド・ビン・サルマン氏(31)はアニメ好きで知られ、経済改革の一環として、娯楽の開放にかじを切ったからだ。【リヤドで三木幸治】
5月下旬、リヤド北部にあるアニメーション会社「フラカット・プロダクション」を訪れると、事務所の壁に日本のサッカーアニメ「キャプテン翼」などのイラストが所狭しと描かれていた。「サウジの若者は、動画投稿サイトなどで日本のアニメを見て育っている。今後は『消費者』から『生産者』になる番だ」。同社代表のマーゼン・アダラーブさん(32)は意気込む。
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