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「鉄の暴風」が吹き荒れた沖縄戦から76年。約3カ月に及んだ地上戦は住民を巻き込み、日米合わせて計約20万人が犠牲となった。

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熊本の82歳女性「父の存在感じたい」

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父への思いを語る鬼塚佳子さん=熊本県八代市で、中里顕撮影
父への思いを語る鬼塚佳子さん=熊本県八代市で、中里顕撮影

 太平洋戦争末期の沖縄戦で44歳の陸軍大尉の父を亡くした熊本県八代市古城町の鬼塚佳子さん(82)は、7年前から毎年、日本軍の組織的戦闘が終結したとされる6月23日に沖縄を訪れている。父が亡くなった場所は今も分からず、遺骨も遺品も手元にはない。だからこそ「父の存在を感じたい」と今年も海を渡る。【中里顕】

 鬼塚さんは熊本市で4人きょうだいの末っ子として生まれた。職業軍人の父原秀男さんは転勤が多く、1941年12月8日の太平洋戦争開戦の日を、一家は京都市で迎えた。秀男さんは44年6月、沖縄に向かったが、行き先を口にしなかった。「軍事機密のため」と鬼塚さんは思っている。

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