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「鉄の暴風」が吹き荒れた沖縄戦から76年。約3カ月に及んだ地上戦は住民を巻き込み、日米合わせて計約20万人が犠牲となった。

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「壕生活 不自由不潔ナル空気 之モ戦争ノ犠牲カ」 祖父の沖縄戦、次世代に 高松の元教師、手記引き継ぐ

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祖父朝義さんの手配を手にする伊地文夫さん=高松市牟礼町で、岩崎邦宏撮影
祖父朝義さんの手配を手にする伊地文夫さん=高松市牟礼町で、岩崎邦宏撮影

 20万人以上が犠牲になったとされる沖縄戦は23日、組織的戦闘が終わって72年を迎えた。高松市牟礼町の元高校教諭、伊地(いち)文夫さん(78)は沖縄戦で祖父母と父を失い、戦後まもなく母も病死した。引き取られた親族宅で、祖父が避難先の壕(ごう)などで手帳に記した手記が残っていると知った。伊地さんは祖父の遺品を手に、「過去に無関心であってはならない。戦争は知らないうちに始まり、狂気を狂気としなくなる」と訴えている。

 伊地さんは那覇市で祖父母、両親、兄妹と7人で暮らしていた。戦況が悪化した1944年9月、母、兄妹と4人で貨物船で熊本へ。学童疎開船「対馬丸」が撃沈された直後で、「恐怖のどん底だった」。貨物船は夜に島影の間を蛇行して進んだ。

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