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政府は5月23日、2016年度食料・農業・農村白書を閣議決定した。白書では、冒頭の二つの特集で「日本の農業をもっと強く」と題し、昨年11月に政府・与党が策定した「農業競争力強化プログラム」の解説と、「変動する我が国農業」として「15年農林業センサス」による経営構造分析が取り上げられている。一読して受けた印象は、前年度の白書とのトーンの違いだ。
前年度は、特集で「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉の合意及び関連政策」について説明され、本章で「食料自給力の動向」が重点テーマとなっていた。昨年が「守り」とすれば、今年は「攻めの白書」と言えよう。
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