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「鉄の暴風」が吹き荒れた沖縄戦から76年。約3カ月に及んだ地上戦は住民を巻き込み、日米合わせて計約20万人が犠牲となった。

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「さとうきび畑」発表50年 歌い継ぐ平和の歌 

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「さとうきび畑」の歌の半世紀
「さとうきび畑」の歌の半世紀

  ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ--。 太平洋戦争末期の沖縄戦を題材にした歌「さとうきび畑」の発表から今年で50年。サトウキビ畑に吹く風の音の「ざわわ」の表現に込めた鎮魂の思いが今も人の心をとらえている。多くの歌手や、作詞作曲し、13年前に73歳で亡くなった寺島尚彦さんの遺族も歌い継いできた。遺族らは「一人一人が『平和でよかった』と言える日まで、歌の役割は終わらない」と気持ちを新たにしている。

 寺島さんは1964年6月、初めて沖縄を訪れた。まだ本土復帰前で、伴奏者として参加したリサイタルの翌日、摩文仁の丘(糸満市)に続くサトウキビ畑を案内され、地元の人の言葉に衝撃を受けた。「この土の中には戦没者の遺骨が埋もれたままなんです」。畑を吹き抜ける風の音に戦没者たちの嗚咽(おえつ)と怒号が聞こえた。

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