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時代の風

印象操作という言葉=中島京子・作家

=内藤絵美撮影

傲慢さにじむ安倍政権

 印象操作、ということについて考えてみる。

 先日閉会した国会で、安倍晋三首相が連呼したことで人口に膾炙(かいしゃ)するようになった言葉だけれど、あまり知らない言葉なので辞書を引いてみた。

 「広辞苑」によれば「他者に与える自分の印象を、言葉や服装などによって操作すること」とある。

 普通に読めば、他者の印象を操作する主体は自分であるように受け取れる。しかし、国会開会中の首相は、「他者(国民)に与える自分(首相)の印象を、(野党が)言葉などによって操作すること」と解釈して使っていたようだ。ひょっとしたら、辞書に「自分」と書いてあったら、「自分=私自身」と読む癖をつけておられるのだろうか。

 ともあれ私、というのは、このコラムを書いている私自身だが、首相にとっても野党にとっても「他者」であると思われる、一国民としての私が、誰によって、どのように印象を操作されたかについて、考えてみようと思う。つまり、「国民に与える首相の印象を、誰がどのように操作したのか」をである。

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