「銀行」を意味する英語(bank)はイタリア語の「banco」(机)に由来する。ルネサンスの時代、銀行員は緑色の布で覆われた机の上で取引をした。だから「バンク」である。
日本は1871(明治4)年「新貨条例」で紙幣単位「円」を導入したが金準備が不足。経済基盤も弱く、正貨である金貨が流出した。やむを得ず、しばらくは「金銀複本位制」。そんな経緯もあって「バンク」の日本語は「金行」あるいは「銀行」が候補になった(「行」は中国語で「店」を意味する)。
最後の決め手は……「ぎんこう」の方が語呂が良い! 確かに「銀行」の方が“渋み”がある。
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