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読書日記

著者のことば 浜崎洋介さん

浜崎洋介さん

 ■反戦後論 浜崎洋介(はまさき・ようすけ)さん 文芸春秋・1944円

 気鋭の文芸批評家が、「政治と文学」の問題に真正面から取り組んだ。どこで政治と文学は乖離(かいり)してしまったのか、文芸批評は今も社会や個人に力を持ちうるのか。切実な問いを、自らに投げかけている。

 三島由紀夫や福田恆存、中上健次から大東亜戦争、天皇制、さらにはピケティまで。この4年間、論壇誌や文芸誌に発表した批評をまとめた。論考は、かつて神戸のニュータウンに暮らした記憶に照らしながら、「郊外」や「故郷」について言及する章から始まる。

 「批評のことを知らない人が本を手にとっても、引き込まれ、かつ言葉が伝わることを目指しています。こんな語り口もあっていいと言いたいんです」。総じて本書には、「私小説」的な手触りがある。若き日の著者が、自分自身や世界と、どのように「和解」してきたのかをたどる軌跡のようでもある。

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