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戦後日本を代表するモダニズム建築家、村野藤吾(1891~1984年)の設計で、老朽化により存廃が注目されていた八幡市民会館(北九州市八幡東区)について、市が建物を当面保存する方針を決めたことが、分かった。2014年3月末に市が閉館を決定して以来、建物の利活用を巡って建築界や市民団体を巻き込んだ議論が3年以上続いたが、事実上の「現状維持」で決着する見通しだ。
1958年に完成した市民会館は、八幡製鉄所にちなんだ赤茶色のタイル張りのデザインが特徴で、村野の円熟期の作品として建築界を中心に高い評価を受けている。
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