2011年のサービス開始から6周年を迎えたメッセージングアプリ「LINE(ライン)」。そのチャットデータの情報はある期間、同社のサーバーに保存され、裁判所の令状があれば捜査機関に提供されている。2016年下半期(7~12月)、日本や他国の政府機関に提出したチャットなどのデータは計997件。ユーザーのプライバシーはどの程度守られているのか。【尾村洋介/統合デジタル取材センター】
LINEは今年4月24日、初めて「透明性リポート」を公表し、捜査機関への情報提供の基準と運用実態を明らかにした。それによると、原則としてLINEはユーザー本人の同意がない限り、第三者にユーザーの情報を提供することはないが、例外的に、捜査機関から情報提供を求められた場合、必要な情報を提供する場合があるという。
この記事は有料記事です。
残り2637文字(全文2982文字)
毎時01分更新
小中学校で「臨時教員」への依存度が高まっている。文部科学省…
米国のバイデン新大統領が就任し、注目されるのが米中関係だ。…
仙台支局の記者からバトンを受け継ぎ、福島支局の記者が福島県…