稲田朋美防衛相が東京都議選(7月2日投開票)の応援演説で「防衛省、自衛隊、防衛相、自民党としてもお願いしたい」と発言した問題で、民進、共産、自由、社民の野党4党は29日午前、自民党に稲田氏の罷免を要求した。さらに大島理森衆院議長に対し、稲田氏発言や学校法人「加計(かけ)学園」問題を審議する臨時国会の召集を安倍晋三首相に働きかけるよう要請。首相は稲田氏を続投させる方針だが、4野党は首相の任命責任を追及し、罷免要求を強める構えだ。
民進党の山井和則国対委員長は29日、自民党の竹下亘国対委員長と国会内で会談し、野党4党首連名の声明を手渡した。声明は、稲田氏の発言が「自衛隊を私物化し、政治利用するかのごとき発言だ」と即時罷免を求め、臨時国会の早期召集と閉会中審査も要求。竹下氏は罷免や臨時国会召集の要求を「官邸に伝える」とし、閉会中審査は「今は開く気はないが、都議選後に総合的に判断する」と述べるにとどめた。
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