子ども向け図鑑

より美しく面白く 理系研究者の注目度↑

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バラエティー豊富な子ども向け図鑑=東京都中央区の八重洲ブックセンター本店で、渡辺諒撮影
バラエティー豊富な子ども向け図鑑=東京都中央区の八重洲ブックセンター本店で、渡辺諒撮影

 不況が続く出版界で、子ども向け図鑑が好調だ。理系研究者を夢見る親子が増えていることに加え、出版社もデジタル素材と組み合わせてビジュアル面の充実を進め、子どもたちの目を引いている。今どきの面白い図鑑とは--。【渡辺諒】

 JR東京駅前の八重洲ブックセンター本店(東京都中央区)。昆虫、動物、花……。子どもの目の高さを意識し、低い棚に図鑑が並ぶ。約300種をそろえているという。商品企画部の担当者は「子どもの図鑑はここ5年くらい活気づいています。理系科目の手軽な入門書として買い与える親が多い」と話す。出版科学研究所によると、図鑑全体での2016年の新刊は352点で10年前の3.7倍に上る。販売額は2.4倍の37億2900万円。増加分のほとんどが子ども向けという。

 背景には、日本人の相次ぐノーベル賞受賞など、理系研究者の注目度アップがあるらしい。化学メーカー「クラレ」の16年の調査では、6年生男児が選んだ将来の職業で「研究者」が前年に続き2位。1年生男児の親が子どもになってほしい職業でも10位から9位に上がるなどし、躍進が目立つ。

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