メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

中村文則さん=兵藤公治撮影

 本を出版するのは、大変なことである。

 自分だけのことではない。出版社も膨大な準備をするし、お金もかかる。もし本が出来上がった状態で出版見合わせになれば、損害は計り知れない。

 その観点からも疑問に思う出来事があった。ジャーナリストの「詩織」氏(ご本人の家族の希望のため、名字は伏せられている)が、ジャーナリストの山口敬之氏に強姦(ごうかん)被害を受け、その逮捕状が取り消されたと記者会見をしたあの事案。何が疑問かというと、山口氏の「総理」という本が、2016年6月9日に刊行されていること。この日付は首をかしげる。まず「事件」の概要を振り返る。

 詩織氏は、山口氏と飲食をしている途中で意識を失い、気がつくとホテルで山口氏から被害を受けていたとい…

この記事は有料記事です。

残り1390文字(全文1712文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 新潮45休刊 突然の決断、予想超えた批判
  2. 伊方再稼働許可 「福島の事故忘れたか」被爆者ら怒り
  3. 新潮45休刊 「組織ぐるみ擁護に怒り」新潮社前でデモ
  4. 秋の味覚 毒キノコに注意を 大豊作の兆し
  5. トランプ米大統領 自慢に失笑 国連総会で各国首脳ら

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです