栃木・那須の雪崩

慣れで安全検討不十分 検証委が中間報告書

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 栃木県那須町の雪山で今年3月、登山講習会に参加した県立大田原高山岳部の生徒と教諭計8人が死亡した雪崩事故で、県教育委員会が設けた第三者による検証委員会は30日、中間報告書(1次報告書)をまとめた。講習会が約60年続く伝統行事のため「慣れ」により雪崩発生への危機管理意識が低くなり、安全確保の検討が不十分だったと指摘した。

 報告書は、引率教員の指導経験に疑問を投げかけ、雪崩の知識の未熟さを挙げた。事前準備の不足についても触れ、講習会の下見が30分程度で今回の訓練場所は確認しなかったほか、事故当日も「組織での意思決定方法や決定事項の伝達方法が不明瞭なまま講習会が企画、実施されていた」として、場当たり的な行動だったと強調。具体的には、スキー場のゲレンデ付近など訓練場所の範囲について教諭や生徒間で共通認識はなく、訓練ルー…

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