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健康狂想曲

第2章・広がる格差/2 孤立させず治療促す

困窮し、助けを求める方法もわからず「自ら援助を求めなくなった」と話す糖尿病の女性(中央)と夫(左)。体調が悪く車いすを使っている

 ●通院止める貧困

 「私たちの本当の苦労は外からはわからない」。糖尿病の末に透析治療を受ける首都圏の女性(42)は話す。女性は16歳の時に第1子を出産。2人目を21歳で産んだ時に糖尿病の疑いを告げられたが、余裕がなく治療しなかった。第4子を26歳で妊娠した際、血糖値が異常に高く治療を開始。自己負担が重く翌年には中断せざるをえなくなった。

 夫(50)の当時の仕事は不安定なうえ、ぜんそくの持病も抱え仕事は続けられない。幼い子供を抱える女性は働きに出られず、家賃を滞納してアパートを追い出された。車に寝泊まりして戻ると、家主の嫌がらせでアパートの窓はすべて外されていた。生活保護が受けられるか医療関係者に相談したが、明確な返事はなかった。「どう助けを求めていいのか全くわからなかった」と夫婦は話す。どうせわかってもらえない、と他人に事情を話…

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