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今週の本棚・本と人

『囚われの島』 著者・谷崎由依さん

 ◆『囚(とら)われの島』 谷崎由依(たにざき・ゆい)さん

 (河出書房新社・1728円)

弱さといういとおしさ

 小さな島に目の見えない「ぼく」が閉じ込められている。小舟が近づいてくる。殺されるのか、救われるのか。でも小舟は着かず、「ぼく」は待ち続ける……。こんな情景が「パッと降りてきたんです」。これ以前から、作家は日本の近代化に貢献しつつも衰退した養蚕業への関心を深めていた。島と蚕のイメージに小説の着想を得た。

 一人称に近い三人称で描かれる女性主人公「由良(ゆら)」は、東京で働く新聞記者だ。かつて日本じゅうに…

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