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日本アドバンストアグリ(長浜市、アグリ社)は11年前、天候や環境に左右されずに作物を安定栽培できる植物工場を整備し、アグリビジネスに乗り出した。自社開発の照明などを使って、栄養価を高めた野菜を生産する技術を確立、その野菜を原料にした健康食品も販売する。ラオスで有機栽培によるハーブティーの栽培も始めており、社長の辻昭久さん(60)は「農業はまだまだ、可能性がある分野だ。チャレンジを続けたい」と話す。【土居和弘】
アグリ社は、長浜市にある植物工場で、南アフリカなどが原産地の葉物野菜のアイスプラントを水耕栽培する。整然と並ぶ棚の各段で、青白い照明の光を浴び、みずみずしい緑の葉や茎を伸ばす。葉や茎の表面は透明な粒のような細胞で覆われており、シャキシャキした歯ごたえとほんのりと感じる塩味が特徴だ。
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