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100年カンパニーの知恵

膨大な同業者が退場していった中で、彼らが日々を重ねられた理由は何か。幸運や巡り合わせというだけでは見過ごしてしまう細部があるに違いない。その知恵を広く共有すべく、じっくり語っていただいた。

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100年カンパニーの知恵

NTN(大阪市)/上 ベアリング独自開発

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 <since 1918>

滑らかな社会の実現に向けて

 世界有数のベアリング(軸受け)メーカーNTN。創業者の一人、西園二郎が1918年に三重・桑名で鉄工所を設立し、来年で100年を迎える。

 ベアリングは、ピラミッド建設で巨石を運ぶために敷いた丸太が原点とされる。機械の滑らかな回転には不可欠で、特に19世紀以降、鉄道や自動車、飛行機などの交通革命に伴い急速に発展してきた。

 創業当時は第一次世界大戦中で、スウェーデン製の高価なベアリングが世界を席巻。日本国内は急速に重工業化が進んだ時期でもあり、ベアリングの国産化が課題となっていた。

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