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読書日記

著者のことば 長嶋有さん

 ■もう生まれたくない 長嶋有(ながしま・ゆう)さん 講談社・1620円

 きっかけは2013年6月、声優の内海賢二さんが75歳で亡くなったとの報道だった。低音を生かしてアニメ「北斗の拳」のラオウ役や「〓スランプ アラレちゃん」の則巻千兵衛役で活躍した人だが「僕は深夜の通販番組を思い浮かべたんです。内海さんがゴルフクラブについて『この飛び!』って。ゴルフに興味のない僕も、いい声だなあと引っかかっていたんです」。自分にとっての内海さんはアニメではなく通販だったという面白さを源として、さまざまな訃報が並ぶ長編小説をものした。

 時は11年7月から14年4月にかけて。大学の事務職の春菜は、夕刊紙でロックグループ「X JAPAN」の元メンバーの訃報の見出しを見る。ゲームオタクの同僚、美里はその訃報からかつて遊んだ家庭用ゲーム機を思い出し、元夫に<セガサターンをまだ持ってたら貸してくれ>とメールを送る。彼女たちと親しくなる清掃員の神子(みこ)は体格がよくて色っぽい。

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