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国際決済銀行(BIS)は各国中央銀行を構成員としたスイス・バーゼルの金融組織だ。銀行経営の健全性の維持を通じた金融システムの安定性確保を担う。
国際業務を行う大銀行に、金融変動時の財務的衝撃の吸収のための厚い自己資金の積み上げを迫る。昨今では中長期的な世界経済課題の指摘も行う。
昨年の年次報告書は、負債の重荷、低い生産性の伸び率、政策空間の狭小化という各国経済での3要因の相互関係を「リスクをはらんだ三位一体(父と子と聖霊)」と呼び注意喚起を行った。
影響はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の金融政策の余地拡大のための金利水準引き上げ示唆に及んだ。
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