メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

街角から

子育て優先車両 上海支局・林哲平

 中国浙江省杭州市を走る地下鉄で6月、とある車両がお目見えした。緑に彩られた車内に鳥や魚、花のイラストがあふれる。子ども連れの家族や妊婦を対象にした「子育て優先」車両だ。地元の製薬会社が公共広告として一部の車両を1カ月間借り切り、実現した。

 罰則はなく、誰でも乗車は可能だ。だが、2歳の長男を連れて利用した黄循玲さん(26)は「混んだ車内で子どもが騒いだり、大人にぶつかってけがをしたりしないか心配せずにすむ」と歓迎する。

 中国では元々、「子ども優先」の考えが強い。バスなどの入り口に客が押し寄せる光景は地方を中心に健在だが、席を確保した客が子どもや妊婦を見るや、あっさり譲るのを見たのは一度や二度ではない。先日も地下鉄で座っていた私が目の前に立つ70代の女性に「どうぞ」と声をかけると、女性は「ありがとう」とほほ笑み、隣の小学生の孫を座らせた。中国人の友人いわく、「子どもは社会の宝。みんなで守るのが当然だ」。

この記事は有料記事です。

残り150文字(全文556文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 医療従事者153人の感染判明 院内感染も発生 医療崩壊の懸念 新型コロナ

  2. 横浜の「コロナファイター」卵 研修医2人感染 3月下旬に連日同期会やカラオケ

  3. 時の在りか 国家でコロナに勝てるか=伊藤智永

  4. 愛知県警でクラスター発生 警察官や親族など計21人感染

  5. ORICON NEWS 本田翼、外出する若者に「がくぜんとした」 新型コロナ感染拡大防止に訴え

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです