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対策急げ、海洋ごみ問題 国境超え一人一人の地道な努力を

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 深刻化に歯止めが掛からない海洋ごみ問題。国境を超えた対策の必要性が叫ばれ、主要7カ国(G7)はようやく対策に向けて動き出した。だが実際は「ごみを減らす」など、一人一人の地道な努力が重要だ。急増しているプラスチックごみの現状を報告する。【荒木涼子】

 ●急増、漂う「MP」

 多くの観光客でにぎわうお台場海浜公園を望む東京湾の一画。よく晴れた6月のある日、市民団体「海をつくる会」のメンバーなどによる海底の清掃活動が行われた。約50人が袋状のネットを片手に潜る。程なく、汚れたペットボトルやアイスクリームの袋などのプラスチックごみでいっぱいに。5年前から参加しているさいたま市の会社員、田畑寿規さん(35)は「海底のヘドロに手を入れると、すぐにごみに当たる。プラスチックごみの多さは変わらない」。

 プラスチックのごみの増加は、今や世界的な環境問題となっている。環境省によると、世界のプラスチックの年間生産量は、50年間で20倍以上の年3億1100万トンに急増。そのうち少なくとも毎年800万トンが海に流出し、2050年までには世界中に生息する魚の総重量を超えると試算されている。プラスチックごみは紫外線や波で細かくなり、微細なマイクロプラスチック(MP)として漂い続け、さらには深海の海底に沈んで…

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