東京・上野動物園は4日、生後22日となったジャイアントパンダの雌の赤ちゃんの体重が607.9グラム、体長は23.4センチになったと発表した。体重は生まれた直後の約4倍になり、体長は9.1センチ伸びた。同園は「標準的なペースで順調に成長している」としている。
同園によると、耳と両目の周辺、足がはっきりと黒くなり、白と黒の色合いが鮮明になった。目の部分に筋が現れ、もうすぐ目が開く可能性がある。通常は生後40日ほどで開くという。両前足の爪も伸びてきている。
母親のシンシン(12歳)は、ほとんどの時間、右前足で赤ちゃんを抱き、しっかり子育てをしているという。出産前に減った竹やタケノコなどのえさの量も徐々に増えてきた。ふんの量もここ数日は約5キロ程度と、通常時の4分の1程度になっている。【柳澤一男】