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毎日フォーラム・ファイル

財政力格差 返礼品競争に矮小化したふるさと納税

京都府亀岡市のふるさと納税返礼品の説明を聞く買い物客=京都市下京区の京都高島屋で2016年7月27日

 寄付集めのための自治体間の返礼品競争が過剰になっているとして、総務省が返礼品の額と品目の抑制を求めている。寄付額が減ったり、地場産業に影響が出るとして、これに反発する自治体がある一方、単なる弥縫(びほう)策に過ぎないという批判も出ている。返礼品の額と品目という矮小化された論点にとどまり、自治体間の財政力格差の是正、さらに、高齢化社会に対応するために必要な地方の財政の在り方という抜本的な問題に目をそらす形になっているからだ。

 ふるさと納税の額は2008年度で81億円だった。それが16年度には3000億円規模に膨らんでいる。都会に出てきた人たちが、お世話になった故郷へ恩返しができるようにしよう、というのがふるさと納税制度が導入された際の趣旨だが、実態は、返礼品目当てで故郷とは関係のない自治体への寄付が、約7割を占めているという。

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