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英国の欧州連合(EU)離脱を控え、ロンドンの国際金融街シティーに欧州の本拠を置く日系金融機関が、ドイツ・フランクフルトに法人を新設する動きが相次いでいる。離脱後のEU域内での営業継続をにらみ、金融センターとしての機能が比較的整っているフランクフルトが新たな拠点として選ばれている形だ。どこまで円滑な機能移転が進むかが注目される。【岡大介、坂井隆之】
三井住友フィナンシャルグループ(FG)傘下の三井住友銀行とSMBC日興証券は3日、フランクフルトに現地法人を設立すると発表した。両社は英・シティーに現地法人を置き、EUの「単一(シングル)パスポート制度」を活用して全域で営業活動を行ってきた。ドイツで新たに免許を得ることで、英国のEU離脱による欧州業務への影響を最小限にとどめる狙いだ。三井住友FGは、「フランクフルトは欧州各地へのアクセスが良く、…
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