メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

福岡、大分で発令 九州で初

冠水した県道交差点=福岡県大刀洗町で2017年7月5日午後5時19分、中村清雅撮影(画像の一部を加工しています)

 活発な梅雨前線が停滞した影響で、西日本では5日、局地的に大雨が降った。重大な災害が発生する危険が高まっているとして、気象庁は午後5時51分に福岡県の16市町村に、また同7時55分には大分県の15市町に相次いで大雨特別警報を出した。気象庁によると九州で特別警報を発令するのは2013年に運用が始まってから初めて。同日午前には島根県の西部4市町にも一時、同特別警報が出されており、気象庁は「これまでに経験したことのないような大雨となっている」として、土砂災害や浸水などに警戒を呼びかけた。

 気象庁によると、4日に各地に大雨を降らせた台風3号は本州の東の海上に抜けたが、東北などにあった梅雨前線が南下。南から湿った空気が流れ込んだ影響で「線状降水帯」と呼ばれる帯状の雨雲が形成され、中国地方や九州北部に大雨を降らせた。

 気象庁によると、福岡県朝倉市では午後3時38分までの1時間に観測史上最大となる129・5ミリの雨量を記録。3時間雨量も観測史上最大の261・0ミリに上り、床上浸水などの被害が出た。また、大分県日田市でも午後7時までの3時間雨量が観測史上最大の179ミリを記録した。気象庁は同日午後から、福岡県や大分県に数年に1度しか観測しない大雨として「記録的短時間大雨情報」を断続的に発表した。

 福岡県の午後6時現在のまとめでは、久留米市と嘉麻市の3748世帯8736人に避難指示が出ている。また朝倉市は、市内全域(2万1256世帯5万4412人)に避難指示を出した。大分県内でも日田市が6578世帯1万6564人、中津市が4177世帯9187人に避難指示を発令した。

 朝倉市によると、市内の70歳の男性が川に流され、行方不明になった。同県久留米市では農作業中の男女2人が落雷で負傷した。日田市でも河川決壊や土砂崩れ、集落孤立など多くの情報が寄せられている。市内を流れる大肥川が大鶴地区でオーバーフローし、孤立した人がいる模様で、消防などが救助している。また、高齢者2人の乗った軽乗用車が川に流されたという情報があり、確認を急いでいる。朝倉市と東峰村では孤立集落が発生し、福岡県は自衛隊に救助要請した。

 6日午後6時までに予想される24時間雨量は多いところで、九州北部200ミリ▽九州南部・奄美、中国、四国100ミリ。特別警報は「数十年に1度」の大雨などで重大な災害が発生する可能性が著しく高まっている場合に気象庁が発表する。【金森崇之、蓬田正志】

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS マツコ、夢かなって力士姿に大変身 有吉「本物だよ!」と絶賛
  2. 飲酒運転 「責任は重大」19歳消防士を懲戒免職 山梨
  3. 小池新党結成 衝撃 選挙の構図、激変
  4. 小池新党 「集まってきた人、選挙に勝ちたいだけ」
  5. 公明党 長沢副復興相が辞職「知人女性宿泊、軽率だった」

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]