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成田空港は今

機能強化策の陰で/下 広がる周辺9市町の格差 交付金増額で明暗 /千葉

NAAの夏目誠社長(左から3人目)に対し、機能強化案の見直し要望に訪れた森田健作知事(同4人目)と周辺自治体の首長ら。足並みをそろえ見直しは実現したが、地域振興策を巡る思惑は異なる=東京都内で

「騒音増で人口減」の懸念も

 「メリットなしの機能強化では、町民の理解は得られない」。6月26日、成田国際空港会社(NAA)へ要望に訪れた横芝光町の佐藤晴彦町長は取材にこう強調した。同町など成田空港周辺の9市町は、早朝夜間の運用時間延長案の見直しを求めてきたが、各自治体には温度差がある。

 背景は地域間格差。空港施設の多くを抱える成田市はNAAの周辺対策交付金(2017年度予算約11億6700万円)に加え、空港関連の固定資産税(同約117億円)の歳入が見込まれている。

 これに対し、空港の南約15キロに位置する横芝光町の交付金は4・5億円で、空港関連の固定資産税はゼロ。横芝光町より空港に近い芝山町の交付金は約8億円で、固定資産税は約14億円とみられる。NAAは機能強化に伴い、交付金を増額するとしているが、9市町への配分額は未知数だ。

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