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メディアの戦後史

1989年 法廷内メモ訴訟 「自由」の扉、外国人開く

「法廷メモ」を認める最高裁判決を報じた毎日新聞1989年3月8日夕刊(東京本社最終版)。握手しているのはレペタさん(右)と法廷メモの許可を求めて別に訴訟を起こしていた作家の故・佐木隆三さん

 「裁判は公開の法廷で行う」。憲法82条にはそう書いてある。裁判の公平さを確保するための規定だと考えられている。公開の実態はどうか。

 日本の証券法や経済法を研究するため東京にやってきた米ワシントン州弁護士のローレンス・レペタさん(66)は1982年、派手な株買い占めで知られた投資グループ・リーダーの脱税事件の裁判を傍聴するため東京地裁を訪れた。ペンとノートを取り出したら、廷吏がとんできた。「メモは認めない」。裁判所に許可を申請したが、理由もなく「否」の通知が届いた。却下は7回。裁判長に直接呼びかけてみたが駄目だった。

 法廷内でのメモを巡る明文規定はなかった。「原則禁止」で、申請があった場合に個別に裁判官が許可することを建前にしていた。現実には60年代ごろから制限が厳しくなり、報道機関の申請を除きほとんど許可されなくなったようだ。

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