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九州豪雨

2020年6月、梅雨前線の影響で九州各地が記録的な大雨に見舞われました。被害や復興の状況を伝えます。

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九州豪雨

濁流が奪った 懸命の救出実らず 土砂・流木、捜索阻む

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大雨に地面をえぐられ崩れかけている家屋=福岡県朝倉市で6日午後2時46分、本社ヘリから大西岳彦撮影
大雨に地面をえぐられ崩れかけている家屋=福岡県朝倉市で6日午後2時46分、本社ヘリから大西岳彦撮影

 何もかもが濁流にのみ込まれていた。記録的豪雨に見舞われた福岡、大分両県では6日、安否不明者の捜索や救助が続いた。道路が寸断された山あいの集落では高齢者ら多くの住民が孤立。何とか自宅に戻った人たちも変わり果てた古里の光景に立ち尽くすしかなかった。【佐野格、安部志帆子、津島史人】

 あたり一面を茶色い土砂が覆い、流木が積み重なっていた。大きな被害があった福岡県朝倉市山田地区。午後5時ごろ、全壊した民家近くの土砂から人影が見つかり、捜索に参加していた女性が声を上げて泣きだした。

 近所の住民らによると、家には80代の夫婦が住んでいたが、5日から行方が分からなくなっていた。住民や消防隊員ら数十人が泥をかき出したり、丸太を切ったりしながら、捜索を続けたが、土砂と流木に阻まれ難航。家族によると夫婦とも助からなかったという。近所の男性(87)は「旦那さんはおとなしくて優しい人。奥さんは以前は民生委員を務め、しっかりした人だった」と声を落とした。

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