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馬術

英国際大会で過去最高8位 大岩、東京五輪へ自信

国際的に有名なバドミントン馬術大会で、日本人初の8位に入った大岩=日本馬術連盟提供

 近代スポーツの発祥地とされる英国で、テニスのウィンブルドン選手権などと並ぶ人気を誇る総合馬術の国際大会がある。毎年5月に開催されるバドミントン馬術大会。世界的に名高い国際大会で今年、五輪に3大会連続で出場した経験がある大岩義明(nittoh)が8位に入った。日本馬術連盟によれば、過去最高位。2020年東京五輪で活躍が期待される40歳は「自信と励みになった」と振り返る。

     1949年に始まったこの大会はイングランド南西部のグロスターシャー州にあるボーフォート公爵家の邸宅「バドミントンハウス」の敷地で開催され、15万人を超える観客が訪れる。五輪や世界選手権と同じ最高峰の大会で、優勝者には賞金10万ポンド(約1460万円)が贈られる。大岩は昨年のリオデジャネイロ五輪でコンビを組んだ11歳の愛馬ザ・デュークオブカヴァンと出場した。

     総合馬術は馬をいかに正確にかつ美しく操るかを競う馬場馬術、起伏に富んだコースを駆け抜ける野外騎乗(耐久)、障害を正しく正確に越える障害馬術の3種目で構成される。3日間かけて全てを1頭の馬で実施しなければならず、人馬ともに技術と体力、そして何よりも経験が求められる。

     大岩は今回、1種目めで12位、その後も10位、8位と着実に順位を上げた。「馬術はどれだけ技術があっても、馬とペアでどれだけ成績を出せるか。日ごろ、どれだけペアで練習したかで決まる」と話すように、14年末に手に入れた現在の馬と積み重ねた練習が生きた。

     大岩は名古屋市出身。小学生から馬に乗り、明大では馬術部に所属。大学卒業後に競技を一度離れたが、24歳の時にシドニー五輪の開会式をテレビで観戦。「自分が夢見ていたのは五輪」と気づいた。翌01年に英国に渡り、その後は一貫して欧州を拠点に活動を続ける。五輪出場に必要なポイントを稼ぐには海外で戦うしかないからだ。現在はドイツでロンドン五輪団体優勝メンバーのドイツ選手と練習する。

     大岩は08年北京、12年ロンドン、リオと3大会連続で五輪に出場。北京五輪は力不足の49位、ロンドン五輪は落馬もあって失格。リオ五輪は愛馬のけがも響いて20位だった。馬術競技は「バロン(男爵)西」として世界に知られた1932年ロサンゼルス五輪金メダリストの西竹一を最後に、日本勢はメダル獲得から遠ざかる。大岩は「東京五輪では、もしかしたら(メダルを取る)と思われるような試合がしたい」と意気込んだ。【田原和宏】

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