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米ニューヨークの国連本部で交渉が進められていた核兵器禁止条約が7日(現地時間)に採択される見通しになり、前文などに「hibakusha」(被爆者)の表現が盛り込まれた。核廃絶を訴えてきた県内被爆者は歓迎する一方、被爆国でありながら交渉に参加しなかった日本政府に怒りの声を上げた。【木村健二】
「被爆者の切実な願いがかなった」。広島で被爆した県原爆被害者協議会(しらさぎ会)会員の三宅信雄さん(88)=志木市=は、感無量の面持ちで語った。1995年から米国などの海外訪問を重ね、国際社会に被爆の実相を伝えてきた。草案の段階から「hibakusha」の表現が採用されるかどうか注視してきただけに、「日本語のまま固有名詞として国際社会に認められた」と喜ぶ。
だが、米国の核の傘に頼る日本政府は米露など核保有国と共に交渉参加を見送った。「日本政府は米国の意向をそんたくするのが第一なのではないか。とんでもない」と憤りを見せた。
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