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気鋭に迫る

父の物語に踏み込む 作家・中上紀(46)

=東京都日野市で

 作家にとって、一つの区切りになる小説を書き切ったという手応えが伝わってきた。

 南紀・那智勝浦の夏の海。別荘のマンションに滞在中、撮影した写真をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿すると、思いがけず、父親の腹違いの妹の娘から反応があった。<綾さん、美貴です。覚えていますか?>。彼女の言葉は主人公、綾の心を一気に「過去」へと引き戻した。ネット上でのやり取りを通じて、美貴は祖母の物語をつづる。

 「危うくて、かみ合わない家族のことを書きたいと漠然と考えていました。小説で書いたように、実際、ふっとSNSで『過去』からの声が入って来て、私の中で一つの物語に結びつきました。今回、やっと小説家としてスタートラインに存在できる作品を書けたと思っています」

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