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核兵器禁止条約

核兵器開発などを初めて全面的に禁じる核兵器禁止条約が1月22日に発効しました。核軍縮の前進につながるか注目されています。

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採択 72年、やっとここまで 被爆者「日本も加盟を」

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 広島、長崎への原爆投下から72年。核兵器の保有や使用を初めて法的に禁じる核兵器禁止条約が7日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で採択された。条約の成立を待ち望んだ被爆者は歓迎し、制定交渉に参加しなかった日本や核保有国も条約に加盟するよう求めた。

 「被爆者が求めてきた内容の条約だ」。6月に渡米し、国連での交渉会議を傍聴した長崎市の被爆者、川副忠子さん(73)は喜ぶ。その上で「日本政府に条約参加をどう働きかけていくか、これからは私たちの平和への思いが試される」と語った。

 被爆者で長崎原爆遺族会顧問の下平作江さん(82)も「この苦しみは私たちで十分だ、二度とヒバクシャをつくらないで、と訴えてきた。核兵器を使うだけでなく、持ったり、開発したりすることを禁止する条約の採択は心からうれしい」と歓迎。だが核保有国が参加しないままでは、条約が成立しても核兵器廃絶への道筋は見えない。「長崎を最後の被爆地にするためには、地球から全ての核兵器をなくすしかない」と核保有国に求めた。

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