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九州北部豪雨で福岡県朝倉市黒川地区の被災現場で7日に見つかった3人の遺体が8日、同市の江藤由香理さん(26)と息子の友哉ちゃん(1)、渕上麗子さん(63)と確認された。地元住民が消防団員に聞いたところ、由香理さんは家屋の1階で、友哉ちゃんを抱きかかえた状態で見つかったという。
関係者によると、由香理さんは市内の別の自宅で暮らしており、両親の実家がある黒川地区に戻っていたところ、被災したとみられる。2人目の子供を妊娠しており、近く出産予定だったという。
由香理さんは福岡県農業大学校を卒業後、2012年4月に地元のJA筑前あさくらに入り、果樹や野菜の営農指導員などを務めていた。浜崎俊充総務課長(45)は「若い営農指導員ということもあり、教える立場の江藤さんを、農家の方が育て上げようとしているのが感じられるほどみんなに愛されていた」と振り返る。
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