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九州北部豪雨

2017年7月、九州北部を中心に活発な前線の影響で記録的な大雨に見舞われ、大規模な河川の氾濫、住宅や施設の孤立が相次いだ。

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九州北部豪雨

集落まで巨岩が 助け合う住民 日田・小野地区 /大分

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 「考えられない光景でした。犠牲者も出た」。故郷の変わり果てた姿を報告する日田市林業振興課森林整備係の牛王(ごおう)賢治主幹は涙をこらえて天を仰いだ。

 牛王さんは小野地区の鈴連町出身。同じく同町出身の上下水道局施設工務課庶務係の江島秀吉副主幹らと自衛隊のヘリコプターで8日、孤立集落の調査に向かった。大規模な土砂崩れで発生した土砂ダム付近は目視した限り、4軒が土砂に飲み込まれ、1軒が完全に水没、1階部分が水没したのも2軒あったという。4~5メートルある巨岩が集落まで来ており、家屋の屋根に穴が開いていたという。

 源栄(もとえ)町の皿山グラウンドに降り立ち、まず向かったのは、小鹿田(おんた)焼陶芸館。陶芸館は救援物資の配布場所などとして機能していた。住民らは自分たちで周辺道路の土砂を片付け、池ノ鶴地区から和田まで道を切り開いていたという。小鹿田焼の窯元の建物被害はほぼないという。

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