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庭先のベンチに夫婦並んで座り、木々を眺めていたという=千葉県習志野市で、山田麻未撮影

「女の気持ち」ダイジェスト

 玄関を開けると甘夏の花の香りが漂う。6年前に亡くなった主人が、実のなる木が好きでよく手入れしていた。肺気腫で2年間入退院を繰り返し、治療のため喉に穴を開け、声を聞くことはできなくなった。「一緒になってよかったね。私、お父さんのこと大好きだよ」と話しかけると大きくうなずいた。甘夏の木はいつも私のことを守ってくれている。<5月17日東京本社版掲載 「甘夏の木」>

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