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雨のち晴れ

バブル崩壊で金策苦慮 山一証券会長・立川正人さん

1988年、レコフ設立を報告するため洋品店を営む実家を訪れた立川さん=東京・四谷で、本人提供

M&Aで日本に貢献

 山一証券営業企画課長だった1986年、含み損を抱えた資産が表面化しないよう資産を移す「飛ばし」が行われていることを知り、「こんなことは認められない」と声を上げました。抵抗する者は組織から外されます。上司の吉田允昭氏と87年12月に退職しました。

 吉田氏とすぐに設立したのが日本初のM&A(企業の合併・買収)助言会社レコフです。株ではなく、会社を売る商売への転身です。「面白いことができそうだ」と新たな挑戦に燃えていましたが、間もなくバブル経済が崩壊。仕事はないのに、従業員約50人の給与は支払わなければなりません。

 金策に走りました。銀行を訪ねては「M&Aは企業戦略。これからの日本企業には必要だ。大きなビジネスになる」と愚直に将来性を訴えました。ところが状況はよくならない。赤字が積み重なり、10以上の銀行からの借金は60億円。ありとあらゆる金融会社を頼りました。死にものぐるいだったのですが97年9月、資金が底をつき「香港に夜逃げするしかない」というところまで追い詰められました。

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