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銅像めぐり 時空を超え、偉人と対話

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乃木希典と辻占(つじうら)売り少年像
乃木希典と辻占(つじうら)売り少年像

 「偉人と時空を超えて対面する高揚感がたまりません」。ホームページで全国各地の銅像のデータベース化を進める「銅像案内人」の遠藤寛之さん(43)はそう語る。東京・赤坂を一緒に歩いた。

 東京メトロ千代田線乃木坂駅のすぐ近くに、日露戦争で中国・旅順攻略にあたった陸軍大将、乃木希典(のぎまれすけ)(1849~1912年)が晩年まで過ごした旧乃木邸がある。そこに少年の頭をなでる乃木大将。案内板には、出張先で一家の生計を支えるために働いていた少年に感銘を受け、激励して金2円を手渡したという逸話が記されている。「誰もが知っている軍服姿ではなく、和やかな表情が印象的です」と遠藤さん。銅像と対面したら、まず解説を確認。そしてさまざまな角度から時間をかけて見るのがポイントだ。

 外苑東通りを北上し、青山通り沿いを歩くとカナダ大使館の脇に小さな公園が広がる。かつて首相や蔵相を務めた高橋是清(1854~1936年)の邸宅があった。遠藤さんは日本庭園の奥の銅像に軽く触れ、重厚感を確かめる。「この像は実物によく似ています。心なしか落ち着いた表情ですね」。2・26事件で凶弾に倒れるなど波乱の人生だったが、確かに手には本と丸眼鏡が握られ、自宅でリラックスしたようにも見える。

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