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コウノトリ

4羽を放鳥…母鳥は誤射死、人工飼育 島根

放鳥されたコウノトリ=島根県雲南市で2017年7月12日午前、久保玲撮影

 島根県雲南市で5月、地元ハンターの誤射で母鳥を失った国の特別天然記念物・コウノトリのひな4羽が、兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷(さと)公園での人工飼育で無事成長し、雲南市教委が12日、生まれた巣から近い水田で放鳥した。4羽は次々に大空に羽ばたき、住民らから歓声が上がった。

 4羽の体重は保護された時には2.6~3キロだったが、郷公園でドジョウなどを4羽で1日計約4キロ食べ、現在は3.6~4.4キロまで増えた。体高も6月末で約1.1メートルと成鳥並みに大きくなった。

 コウノトリのペアは雲南市で今年3月に巣作りして産卵。4月にひなが誕生した。野生コウノトリが1971年に国内で絶滅した後、野生復帰に取り組む豊岡市とその周辺を除き、野外でのふ化は徳島県鳴門市に続き全国2例目だった。

 地元での放鳥を市に要望した巣の近くの住民組織「春殖(はるえ)地区振興協議会」の石川幸男会長(71)は「お帰りなさいという気持ち。4羽が父鳥と再会することを夢見ている」と話した。父鳥は全地球測位システム(GPS)情報から今月10日に雲南市にいたことが確認されている。【山田英之】

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