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九州北部豪雨で被災地の農作物に深刻な被害が出ている。果樹を植えた山が崩落したり、ビニールハウスに土砂が流れ込んだりしており、日本3大林業地の一つと呼ばれる大分県日田市でも多くの杉が流された。農家からは「大打撃で収穫は望めない」などと悲痛な声が上がる。2012年の九州北部豪雨を上回る被害も見込まれ、地元農協は被災地を視察した山本有二農相に全面的な支援を要請した。
柿やナシなどの果実や博多万能ネギ、コメの産地として知られる福岡県朝倉市。JA筑前あさくらによると管内の農業被害額は12日現在、野菜や水稲などで約7億円に達するが、柿などの果樹被害は含まれていない。担当者は「土砂崩れで立ち入れない地域も多く、被害の全容がつかめない。果樹被害が判明すれば現時点の被害額の比ではないだろう」と話す。
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