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 巨匠マルコ・ベロッキオ監督がイタリアでベストセラーになったジャーナリストの自伝小説を映画化した人間ドラマである。主人公マッシモ(ヴァレリオ・マスタンドレア)は、9歳の時に大好きな母親を突然失った。その本当の死因を知らないまま新聞記者になった彼の彷徨(ほうこう)が、1960年代と90年代のトリノやローマを背景につづられていく。

 ひとりの男の亡き母親への思慕をテーマにした作品だが、記者として赴いた紛争地サラエボで悲惨な光景を目撃するなど、主人公がたどる軌跡は波瀾(はらん)万丈。約30年の時を隔てたイタリア社会の変容も描かれ、それらの多様なエピソードをひと目ですべてのみ込むのは容易でない。しかし撮影監督ダニエーレ・チプリの陰影豊かな映像美が圧巻。母親の死に際のイメージなどに異様な迫力をみなぎらせ、ミステリー仕立てのドラマを…

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